ザ・ベスト・オブ・サマーソング(その2)
ベスト・オブ〜なのにその2とはこれ如何に。日本人の宿命ですか?
『トーキョウバレリーナ/スパルタローカルズ』
歌詞に「七月はギレついて〜」ってあるからサマーソングです(結構強引です)。
この曲は一回聴いてサビが頭をぐるぐる回るという、久しぶりの体験をお見舞いしてくれた。
マイノリティ、マイノリティ くるくるまわるんだ
マイノリティ、マイノリティ 排気ガスを吸いこんで 笑うのさ
マイノリティ、マイノリティ 皮肉はいらないなぁ
マイノリティ、マイノリティ 俺たちはトーキョウのバレリーナおどろーぜ おどろーぜ
『トーキョウバレリーナ(一部抜粋)』
サビでマイノリティって連呼する、そんなん聴いたことない!ちゅうインパクト。しかもポップやし。
本当に「くるくるまわるんだ」。
完全なマジョリティもマイノリティもおらんと思うけど、自分がマイノリティなフィールドって絶対あって、そういう時は大概しんどいんです。
そんな時反応の仕方はいろいろあって、溶け込もうと努力したり、拗ねてみたり、なんもせんかったり。や、まあそれは人によって色々なんやけど。
皮肉らないで、排気ガスを吸いこんでも笑ってみせて、くるくるまわる…そう歌わせるのは何なんやろう?覚悟?開き直り?ヤケクソ?どれも違う気がするなあ。
ともかく、ひたすら「マイノリティ」とポップに歌ってみせる、それってすごいことだとおもうのです。
恋でなくこの夏を乗り切る最強ソングだと俺は思います。
…俺は開き直ってるなあ。
ザ・ベスト・オブ・サマー・ソング2004(その1)
そういえば作ったのに使ってないカテゴリ、いっぱいあります。で、音楽。
「2004」とか言いつつ今年の盤じゃないですが。
『Best Sky/サニーデイ・サービス』
まだ聴いてなかったんかい!というお叱り、ごもっとも。いや、何か俺の好きなバンドとかからいくとかなりツボなんは予想できてました。つーかベタ過ぎて今まで手をつけてなかったのが正直なところ。
で、聴いたら簡単にハマってしまいました(最初に聞くのがベスト盤てのはなんとも締まらない感じですが)。
夏の朝がぼくに呼びかける
「調子はどうだい うまくいってるかい」
気分が良くなって外へ飛び出すんだ
愉快な話どこかにないかい?
そんなふうなこと口にしてみれば
街を歩く足どりも軽くなるから不思議さ
そっちはどうだい うまくやってるかい
こっちはこうさ どうにもならんよ
今んとこはまあ そんな感じなんだきみに会ったらどんなふうな話をしよう
そんなこと考えると楽しくなるんです
「青春狂走曲(一部抜粋)」
ちょっとダウナーな気分の夏*1を必要な分だけ盛り上げてくれる感じの歌詞で最高です。
というか、(特に日本の)音楽って「歌詞・声・演奏(メロディ含む)」の三つの要素に分解できると(勝手に)思うんですが、そのどれかが特にいいっていうんじゃなくて、
サニーデイはその3つがとてもよい相乗効果を発揮している感じ。ソカベさんの声に歌詞が乗って、それがこのメロディで伝わってくることの心地よさ。これって音楽やん。
サニーデイ、最高です。
でも上で言ったことは全部あとづけで、自分はよく冬に恋がしたくなる(さむいから)のに、『Best Sky』で夏に恋をしたくなってしまったから、それって自分的にはかなりすごいことやん。
俺、そういうのめっちゃ好きやねん。だってそういうの、素敵やん?*2
って思ったからなのでした。
盆に実家に帰ると必ず知らない親戚がいる
ご無沙汰しています。
蚊と猛暑が収まってきつつあるので復活いたします。
尚、苦情はご遠慮ください。
今日は朝に同じアパートに住む野球部の同級生と会って5分ほど立ち話した。
彼は4回生の8月現在、未だ野球の練習に明け暮れているのだけれど、
「偉いなあ」というようなことを言うと必ず「ずっと野球やってるし、これしかやることないから」みたいなことを言う。しかも最近は肩に痛みがあり*1、痛み止めを打って練習しているという。
曰く「痛いからやめます、ていうわけにもいかんやん?4年もやってるし、せっかくやから最後までやりたいし。まあ意地みたいなもんやけど」。
自分は彼をいつもなんだか正視できない(別に仲が悪いわけではないのだけれど)。何かある種の「うしろめたさ」みたいなものを感じてしまう*2。
世間では大学生といえば「遊んでいる」のだそうだ。そして自分はまあ、そのイメージからあまり大きく外れていない大学生活を送ってきた(そして、いる)。そしてそれと同じ時間、彼は野球に打ち込んできたのだ。
彼は野球に打ち込めば打ち込む分だけ、それに相当する何かをペイしていて、そういうストイックさを持って生活してきている。そういうストイックさ・誠実さを自分はおそらく正視できないんだろうなあ、とかそういうことを思った。
もっと単純な話、自分には意地になるほど何かに取り組んでなくて、それを彼の前で毎度恥じているのかもしれない。
「体育会系は就職に有利」という都市伝説*3がありますが(あるんだよ)、まあそれはタテシャカイが身についているから、とかぶっちゃけ採用するほうも体育会系出身の場合印象がいいから、とか(結構やっかみが入ってると思う)いろいろあるんだけど、でも自分が採用担当なら面接の言葉よりも、そうやって何かと引き換えに保ってきたストイックさとか誠実さ*4みたいなものは大いに信用できるなあ、とかそういうことを思った。
…素直に相手がいいやつで、俺は照れてるだけなんちゃうん?
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あー、なんかここに書くの久しぶりですね。もー前に日記書いた日付見たくない見たくない。
まあ色んな要素が重なってこんな体たらくな訳ですが、今日からまたちょっとづつ復帰していきたいと思います。そうしろ自分。
今日は軽くごあいさつのみで。