ザ・ベスト・オブ・サマーソング(その2)

 ベスト・オブ〜なのにその2とはこれ如何に。日本人の宿命ですか?

『トーキョウバレリーナ/スパルタローカルズ
 歌詞に「七月はギレついて〜」ってあるからサマーソングです(結構強引です)。
 この曲は一回聴いてサビが頭をぐるぐる回るという、久しぶりの体験をお見舞いしてくれた。

マイノリティ、マイノリティ くるくるまわるんだ
マイノリティ、マイノリティ 排気ガスを吸いこんで 笑うのさ
マイノリティ、マイノリティ 皮肉はいらないなぁ
マイノリティ、マイノリティ 俺たちはトーキョウのバレリーナ

おどろーぜ おどろーぜ
                     『トーキョウバレリーナ(一部抜粋)』

 サビでマイノリティって連呼する、そんなん聴いたことない!ちゅうインパクト。しかもポップやし。
本当に「くるくるまわるんだ」。
 完全なマジョリティもマイノリティもおらんと思うけど、自分がマイノリティなフィールドって絶対あって、そういう時は大概しんどいんです。
 そんな時反応の仕方はいろいろあって、溶け込もうと努力したり、拗ねてみたり、なんもせんかったり。や、まあそれは人によって色々なんやけど。
 皮肉らないで、排気ガスを吸いこんでも笑ってみせて、くるくるまわる…そう歌わせるのは何なんやろう?覚悟?開き直り?ヤケクソ?どれも違う気がするなあ。
 ともかく、ひたすら「マイノリティ」とポップに歌ってみせる、それってすごいことだとおもうのです。
 恋でなくこの夏を乗り切る最強ソングだと俺は思います。

…俺は開き直ってるなあ。